皆様こんにちは。ゆる~く1人で細々とひっそり国内を旅していますtariと申します。
今回の【公共交通機関のみ!予算50万円以下で(だいたい)日本一周したい!】シリーズの舞台は、クリスマスの土曜日にカップルだらけの中寂しく1人で旅してきました、大分県の別府市にあります、「地獄めぐり」についてです!(※地獄めぐりについては下記で補足しています。)
「地獄めぐり」へのスポットまでは近くまで駅からの路線バスで行くことができ、各スポット区間は徒歩圏内で行ける区間や、巡回バスで回る方がベストな区間もあります。回り方は何通りかあるかもなのですが、基本的には王道の参考ルートのようなものが既にあり、その通りに回れば全ての地獄めぐりを網羅できるようになっていて、非常にアクセスしやすい、そして冬にもおススメな定番有名観光スポットです。
大分県の別府市にしか滞在してないですが、市内から見上げられるような大きな山、そして沢山のあったかい温泉、南国の木に降り積もる雪・・見ているだけでもワクワクして楽しかったですし、個人的にも好きになった県の1つです。
因みに【公共交通機関のみ!予算50万円以下で(だいたい)日本一周したい!】シリーズを2023年の年明けぐらいからblogに書き始めて1年経つのに、まだ4県目という異例の遅さです!!(^_-)-☆このシリーズを書き終わるのはあと何年後の話でしょうか!?(/・ω・)/
ですが、マイペースにblogのノウハウを勉強しつつも、楽しみながらイラスト×旅のエピソードを書いていこうかと思いますので、どうぞ温かい目で宜しくお願いいたします~。では良ければご覧ください~。
本日の内容
大分県の「地獄めぐり」とは
※(一部「別府温泉周辺観光案内」提供の「望海」様のHPより引用しています。)
別府市の「海地獄」、「鬼石坊主地獄」、「かまど地獄」、「鬼山地獄」、「白池地獄」、「血の池地獄」、「龍巻地獄」の7つの地獄を巡るコース。←自分はアクセスしやすいので、この順番通り「海地獄」からスタートしています。
なぜ「地獄」と言われているかについての所以は、別府市鉄縄・亀川の地獄地帯で、1000年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していた記録があったということからだそうです。
実際訪れる前にTVで「地獄めぐり」特集を見たことがあったので、漠然とめちゃ熱いお湯が沸き出ている「地獄」と称されるスポットが密集している所を回るんだろうな、というイメージは出来ていました。九州地方を詳しくない自分にとっては、大分=別府。別府=地獄めぐり。の一択しか自分の中で思い浮かべられなかったので、今回はど定番の観光スポットに行くことにしました。
公共交通機関のアクセス方法
①JR別府駅西口より「海地獄行」の路線バスが時間帯にもよるかもですが、1時間に2本?ぐらいのペースで出ています。乗車時間はおよそ20分程度です。
②「海地獄」~「白池地獄」までは全て徒歩圏内で回れます。「海地獄」の近くのバス停で下車していよいよスタート。順次まわっていくと「○○地獄はこちら~」的な矢印マーク➡の看板があるので、看板の指示通りにまわると「海地獄」~「白池地獄」までの5か所をスムーズに回ることができました。
・自分は7か所のコース全て回りたかったので、全コースを回る2,200円の共通観覧券を購入。全コースでなくても、興味のある単体のコースのみの券も購入が可能。
・券はどの地獄のスポットでも購入できるようです。自分はスタート地点の「海地獄」の入り口の受付みたいなところで共通券を購入しました。
③「血の池地獄」や「龍巻地獄」へは徒歩だと30分ぐらいかかるので、バスを利用するのがベスト✊
5か所目の「白池地獄」まで来ると、6か所目の「血の池地獄」や7か所目の「龍巻地獄」方面行きのバス停が近くにあります。バス停までの行き方の看板もあったと思います。別府駅行の帰りのバス停も7か所目の「龍巻地獄」の反対側の道路にありました。
(※全コース回った合計所要時間は、コースの途中で温泉に入浴してしまったので正確な時間が把握できておらず…。およそ8時30分ぐらいから最初のスポットを出発し、温泉や途中の徒歩30分の移動等諸々含めて、13時~14時前には別府駅に戻って来たと思います。)
しかし自分がバス停に着いた頃には、6か所目の「血の池地獄」や7か所目の「龍巻地獄」方面行きのバスが行ったばかりであった為、次のバスが来るまでの待ち時間が約30分ありました。30分待つなら、その30分で次の地獄を目指そうと考え、自分は徒歩で行きました。
ですが、道のりの途中で歩道がほぼないのにすぐ側を大型トラックが通る箇所や、薄暗いトンネルのところを通らないといけない部分だったりと、色々と危なそうな箇所がいくつかあったので絶対におススメはしません!(/・ω・)/
いざ地獄へスタート!
(※以下各「地獄」に関する文章の中に、「別府地獄組合」様の公式HPより引用している箇所があります。)
「海地獄」
寒いと思って完全防備してましたが、周りが湯気だらけで歩いているうちにむしろ暑くなってきました。
しかし思ってたより綺麗なコバルトブルーですねぇ…。
温泉好きとしては爽やかな見た目でなんとなく入りたくなってしまいそうですが、調べると温度は98度らしいです。入ったら言わずもがな死んでしまいます…(‘Д’)
鮮やかな海にも見えるが実は地獄。まさに名前の通りです。
「鬼石坊主地獄」
白いドロっとした液体がポコポコ下から湧き上がってくる「鬼石坊主地獄」。
見た目はものすごい迫力がある訳ではないですが、こういう赤でも青でも黒でもない、こういう白っぽいお湯?が一番熱そう、と個人的には思いました。
温度は99度。沸騰する様子が坊主頭に似ていることが名前の由来だそうです。確かに色も白というか、グレーっぽいので「石」でも「坊主」にでもどっちにでも見える気がします。
因みこちらの地獄は、上記の「海地獄」のお隣です。
「かまど地獄」
最初の「海地獄」とはこれまた違う魅力のある鮮やかなブルーです。
見た目は本当にあったかそう。という感じで、どうしても熱くはなさそうと自分は感じてしまいますが、こちらの温度も98度ということでかなりの高温です。
湯気でご飯を炊いていたことが名前の由来だそうです。
こちらの「かまど地獄」の施設内には、名物の蒸したまごやプリン等、何種類か食べられるものが売られており、「飲む温泉」等の体験コーナーもあるようで楽しそうでした。が、混雑している土曜日であるため自分は全てのものをスルーしました。今思えば、プリンだけでも食べてもおけば良かったなと少し後悔。
「鬼山地獄」
「なぜにワニ?」と率直な感想です。今まで見てきた他の高熱エリア地獄とはまた別の意味での「地獄」です。たくさんのワニさんたちが観光客をジーっと下から睨んでいました。
「温泉熱」を利用しワニの飼育を開始した歴史があるようです。
「白池地獄」
第一印象は「思ったよりも白くはない」でした。ネット上で他の方が撮ってアップした写真などを見ると結構白い色をしていますが、自分が見に行った日は白というより緑でしたね。
日によって、光の当たり方等で見え方が少し変わるのでしょうか??
ですがこちちらの「白池地獄」は和のテイストの庭園のような雰囲気で落ち着いており、ゆっくりと観覧できました。
すぐ隣の熱帯で育ったお魚さんたちを見られる飼育展もあります。一匹一匹が結構大きくて迫力があり、個人的にはちとグロかったです…(/・ω・)/
「血の池地獄」
1個前の「白池地獄」付近のバス停から、こちらの「血の池地獄」方面に向かうバスを逃して30分。
ずっと待つなら先に進もうと決心し、車は頻繁に行き交うも歩く人は少ない中、不安になりながらも何とか徒歩で自力でたどり着いた「血の池地獄」。
まさに文字通り、血さながらの池です。自分で撮った写真をこうして眺めているだけでも、小学校に遊んでた鉄棒の鉄成分の臭いというか味みたいなのが思い出されます。実際に鉄くさかったかどうかは全く覚えていませんが…。
酸化鉄や酸化マグネシウム等を含む赤い熱泥が地層から噴出、堆積する為にこのような色になっているようです。
「龍巻地獄」
この写真だけだとあまり見ごたえなさそうですが、ネット上にアップされている他の写真をご覧いただくと、何mも豪快に熱水が噴き出すようです。
自分が訪れたことには既に噴き出すタイミングが終わりそうな時間帯で、生の迫力を感じることができませんでした。バスを逃すといい、なかなかツイてないですね…。
時間帯によって噴出が見られるのが異なるようです。おおよそ30分~40分ぐらいの間隔で8分間ぐらい噴出し続けるようです。行かれる方はタイミングにだけご注意を!
因みに名前の由来は、自分が見たサイトには記載されていなかったですが、噴出している様子が「龍」にみえることからとか、こんな感じでしょうか?(/・ω・)/ あくまでも推測にしかすぎませんが…。
「地獄めぐり」で気になったこと
なぜ近い限られたエリア内で、いくつもの熱湯が湧き出ているのにもかかわらず、各スポットでそれぞれ色が異なるのでしょうか。地下?地層?の成分・性質が等が異なり、湧き出たその見た目の色も異なるという事そのものは理解できますが、これだけ限られたエリア内で複数の密集した熱湯の色が、それぞれちゃんとキレイに異なるのという事に不思議でなりません。
この「地獄めぐり」に訪れたことがある方にはわかるかもしれませんが、各地獄スポットの区間同士の距離が結構近いのです。ということは、限られたエリア内の地下深くで、いくつものあらゆる成分を含む地層?が複雑に絡みあっているのでしょうか??
だとしてもこんなにキレイにハッキリと色が分かれるものなのでしょうかね?ある程度区間同士の距離があるなら色ももしかしたちゃんと分かれるのかもしれないですが、本当に各地獄スポット同士が近いんですよね。とても不思議でした。”(-“”-)”
ネットで軽く調べましたが、あまりこれといった答えは見つからず。いつかこの謎が解ければいいなと、そう思った大分・別府の旅でした。
滞在費
別府駅~「地獄めぐり」への交通費往復 だいたい800円以内(だった気がする)
「地獄めぐり」共通券 2,200円
別府駅~次の目的地の熊本駅 ソニック指定席込み 12,250円
別府駅でコインロッカー使用 600円
温泉 650円
お昼ご飯 650円
夜ご飯 コンビニ 300円
熊本市内のホテル代 地域支援クーポン使用 実質3,720円
21,170円
ちょっとどうでもいいこと
別府駅から宿泊予定のホテルに向かうときにタクシーを利用しました。その時のタクシーの運転手のおっちゃんとの会話のエピソードを少しだけ。
別府市のタクシーの運転手でしたが、そのおっちゃんはなぜか宮崎県の今後の発展のことを心配しておられました。やっぱり宮崎県のPRの為にも知名度がある東国原元知事にまた再選してほしいとか、当時の現知事に対する不平不満エピソード等々。
また、K-POPの音楽が至る所で流れまくっているので、何を言っているのかわからない音楽が増え過ぎだ!みたいなことをおっしゃられていました。裏を返せば、日本語の歌が自然と街中でも聞こえる機会がちょっと減って寂しいのかな?と自分は解釈しました。K-POPに抵抗がない自分でさえも、おっちゃんの言ってることはわからなくもない気がしていました。そりゃ日本にいるのですから、日本語の歌がたくさん聞こえる方がいいですよね。
交流という程のものではないですが、地元の人との会話を通して色んな考えが聞けるので、これはやはり旅の醍醐味です。
ではまた。
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