(↑蔵王温泉街のイラスト。温泉街というだけあって硫黄の臭いがとてもします。)
皆様こんにちは。ゆる~く1人で細々とひっそり国内を旅していますtariと申します。
今回は、「だいたい日本一周の旅~」はお休みし、2023年の8月の職場の夏季休暇中に訪れた、「電車で行ける登山!in東北 山形の蔵王 ~熊より蜂におびえたソロ登山記録~」についてお届けします。
自分は運転が苦手な為、いつものごとく移動手段は電車等の公共交通機関頼み。また、夏の登山は暑いので、比較的避暑地っぽい場所…と色々と考えて東北に絞る。そして予算や日程等を考えた結果、この度山形県の蔵王に行ってみることにしました!
山形の蔵王の登山といえば、ロープウェイで蔵王の山頂付近で行けることができる、アクセスしやすい山です。なので、ファミリー層の登山客も多いのかな?と思ったのと8月中の夏休みだし、いくら平日でも登山する人は多いだろうと予測し、熊の心配はあるもソロでの登山を決行。しかし、実際は熊うんぬんよりも蜂の多さに終始ビックリし、暑さで熱中症になりかけながらの登山となってしまいました。あまり景色も楽しめず、ちょっと悔しさも残った蔵王登山。それではご覧ください~。
↓普段記述している「公共交通機関のみ!予算50万円以下で(だいたい)日本一周をしたい!」シリーズの初回エピソードも載せておきます。宜しければこちらもご覧ください~。
蔵王山とは
「宮城県と山形県にまたがる奥羽山脈の連山。日本百名山の1つ。全国的にも知名度が高く、多くの場合「蔵王山」とはこれを指す。」との事。
(※「」部分Wikipediaより参照)
アクセス方法
①山形駅前のバスロータリー1番乗り場から蔵王温泉バスターミナル行きのバスがでています。
片道おおよそ40分
片道料金1000円
時刻表に関しては、「山形駅 蔵王温泉 バス」で検索すると一番上に「山交バス」さんのサイトがヒットします。
バスの切符は、1番に乗り場前にある建物の中の窓口のスタッフさんから紙の切符を購入しました。ですがバスに乗ってから気づいたのですが、Suicaも使えるっぽかったです。
②蔵王温泉バスロータリーから徒歩15分以内ぐらいで、蔵王ロープウェイ乗り場まで行くことができます。
アクセス方法を調べていると、「蔵王中央ロープウェイ」と「蔵王ロープウェイ」がでてくるのですが全くの別物です。一般名?とか略した呼び方?とか、呼び方は異なるけど同じロープウェイのこと?と謎に勘違いしかけました( ^)o(^ )。
蔵王温泉バスターミナル出発→蔵王中央ロープウェイ前を通過→蔵王ロープウェイという順番で15分程でたどり着けます。
③蔵王山に一番近い山頂付近まで行くロープウェイは、1度乗り換えなければなりません。
となります。乗り換え含めて往復3500円で行けました。
登山行程とエピソード
「蔵王ロープウェイ」の公式サイトをご覧になられた方が早いです。
こちらのサイトに、トレッキングのモデルコースがいくつか紹介されています。
お好きなルートや、行きたいスポットを絞ったりと、自分の好みにトレッキングコースをカスタマイズするのに役立ちます。
いざスタート!
当初の登山行程
→地蔵山頂駅を出発し、地蔵山を経由。そして御釜が見えるスポットまで登り、写真を撮る。その後熊野岳や蔵王山神社まで行ったら、来た同じ道を帰るというルート。
休憩時間等を考慮し、往復3時間30分の予定。
実際の当日の登山行程
→地蔵山頂駅を出発し、地蔵山を経由しないルートを選択。御釜が見えるスポットで写真を撮るも、熱中症気味になり、熊野岳や蔵王山神社まで行かずに下山。
ロープウェイを降りるとすぐ近くにこちらの「蔵王地蔵尊」があったので、とりあえずパシャリ📷
看板を見つけ、ルートをチェック。
どんなに小さくてもやはり怖い蜂🐝
事前に調べた情報だと、地蔵山頂駅からお釜を見られるポイントまで行けるルートは2通りあるっぽいです。(もし他にもルートもあったのならば大変申し訳ございません。)
・1つは地蔵山経由の(草ボーボー&蜂がブンブン飛び回っている)ルート。
・もう1つは「1つは地蔵山経由の(草ボーボー&蜂がブンブン飛び回っている)ルート」の左のほうに目を向けると、草が開けた木道が続くルート。
どちらも途中で合流のようです。
自分は、最初地蔵山経由のルートで行こうと試みました。が、登り始めて開始5分でこのルートを挫折。思いのほか、草が生い茂り過ぎて足元も悪く、蜂の勢いが凄すぎて驚いてしまいました。そして足元に、何かしらの動物のフンが落ちているのも発見し、余計にビビり倒す。地元の人の情報では、「熊は食べ物がない蔵王の山頂近辺まで行くことはない」という話だったので、いや…まさか熊ではない…。絶対違うはず…。と思ってはいたもののも、こちらのコースは結局断念することに。
↑地蔵山経由ルートを一旦退却し、こちらの左側に沿った木道ルートを通ることに。再度挑戦。
最初登ったルートより草ボーボー感は無い為、ずっと木道でもあるのでとても登りやすかった。視界が開けているので先々のルートもしっかりと目視できたので、安心感が増す。もちろん蜂がブンブンしている箇所はあるも、そこまでしつこく追ってこなかったので、順調にスタートできました。
景色は良いものの、暑さであまり満喫できず…。
↑だいたいこの辺りで地蔵山経由コースの人たちと合流した。
あまりの暑さで熱中症気味に…”(-“”-)”💦
自分の前に、頭にタオルをかぶって、トートバックとTシャツにパンツスタイルのラフな格好の男性が、途中で道が合流する箇所に現れる。あまり装備がないのにめちゃめちゃ速いスピードでどんどん進んで行ってしまったのでその体力にある意味すごいと関心してしまった。
こちらは、飲み物2本と、おにぎり2個、はちみつ梅干しやウィダーゼリー等、たかが往復3時間程度の道のりでも最低限備えていた。しかし、何といってもこの猛暑。暑さで体力が奪われ、水分や塩分をこまめに摂取してはいたものの、なんとなくフラついてしまう。
途中で完全に熱中症になってしまうと、帰りに自分の足で安全に帰れなくなってしまうので、無理しないようにゆっくりと深呼吸しながら進む。
夏とは言え、東北の山の山頂近辺だから、もう少し登りやすい気候だと想像していたが、考えが甘かった…。地元の人の話でも、近年の暑さはやっぱり異常で、「お盆が過ぎるとだいぶ日中でも過ごしやすくなるんだけどねぇ…。」と話されていたことを思い出します。
この辺りまで来ると、ずぅ~っと上のほうに御釜が見えるところまで行けるルートがハッキリと目視できるようになります( ^)o(^ )
途中、中高年ぐらいの女性登山グループとすれ違い、あとどれぐらいでたどり着くかを聞いてみると、確か、「30分もかからないで全然行けるよ~✊」みたいなことを明るく言って下さったことを覚えています。
その言葉を励みに、もう少しだから頑張ろう✊
あともう少し。
道中、「蔵王山」と書かれたいた看板を発見したが写真を撮るのを漏れてしまった。蔵王山に来たことが分かりやすい、登った証拠の写真にもなると思ったが、スマホをポケットからとりだすのもしんどくなってしまった。
この辺りで既に飲み物1本飲み尽くしてしまう。あとは帰ることぐらいしかないが、あと1本しか残っていないことに少し心配になりました。それだけ暑すぎたので、水分の減りが速く、次第に頭痛もするように…。
到着!!! しかし、遠くに怪しい雲が…
ようやく御釜を拝見できるスポットまで到着しました!あまりの暑さでゆっくり登った事&出だしのスタートをミスした事もあり、2時間弱で到着しました。疲労度合いでいうと、今日の登山行程の方が、他の長めの登山をしたときよりもぐったりと疲れてしまいました。
本当は到着したらおにぎりをゆっくり食べて景色を楽しみ、たくさん写真も撮って優雅に楽しもうと考えていたのですが、下から黒みがかった怪しい雲☁が結構なスピードで下からわきあがってきて…。
標高はあまり高くない山ですが所詮そこは山。熱中症どころか、そもそも天気が崩れて安全に下山できなくなると本末転倒なので、早めに下山をした方がいいと判断。
ようやく見れた景色ですが、そそくさと退散することに。
下山
下から上がってくる雲のスピードが速い!
自分が帰るタイミングで、これから登ろうとする人たちの何組かとすれ違う。
天気が結構怪しくなっているから、これから登る人大丈夫かよ…。と内心思っていたが、自分はさっさと下山。
無事に下山
無事に最初に出発したロープウェイまで帰還。(↑この写真は出発時に撮ったものです。)
天気が崩れる前に戻ってこれてひと安心。結局その日1日は、山形市内&蔵王近辺の天気は大丈夫だったようです。
しかし、今日はあまり景色を楽しめる余裕もなく、写真もあまり撮れなかったので少し残念さが残る登山となってしまいました。もう夏の登山は来年以降は控えよう。今後登るとしたら9月以降ぐらいにしようと固く決意した夏の蔵王登山でした。
ここまでご覧になった方、有難うございました。
蔵王はとても登りやすく、景色も綺麗で今度もまた登りたいと思える山でした。が、蔵王に限らず夏の登山には天気だけでなく、当たり前のことかもしれませんがくれぐれも体調等にもお気を付けて登られてください✊
ではまた。
今回の滞在費
別の用事があったので普段の居住地からではなく、福島県から出発。
福島駅~山形駅 新幹線往復 5300円
蔵王温泉街のペンション村で前泊 夕食朝食付き 9800円
蔵王ロープウェイ~地蔵山頂駅 往復 3500円
その他の飲み物やおにぎりなどの購入 1000円
※コンビニは、蔵王中央ロープウェイの近くにローソンがありました。
合計 21,600
↓他の登山エピソードも宜しければご覧ください~。